始まりの物語
里山の食文化から
自然豊かな里山の御嵩町で暮らす人々にとって、地元産の大豆と米こうじから作った味噌は健康を保つために欠かせないタンパク源であり、保存食でした。毎冬、各家庭で自家製の味噌を仕込み、大切に食べていたそうです。
そんな御嵩町の食文化を伝え残そうと、約30年前に発足したのが「御嵩町農家生活改善グループ」。
地元の主婦たちによる食と地域をつなぐ取り組みで、「御嵩町農業担い手センター」を拠点に活動しています。
活動の中から生まれた「みたけ味噌」と「ごへだ味噌」は口コミで評判となり、今では県外からも注文がくるほどの人気に。
「おいしくて体にやさしいお味噌を」という思いが、大きなまあるい縁を生み出しました。